コロナが隕石ではありませんように

いまの状況はこうだ:

1ヶ月程度で緊急事態宣言をおしまいにする。
自粛を段階的に緩めるので、人々の活動が再開し、接触が増す。
それは怯えながら活動するということだ。危ないと察したら、安全なやりかたに引っ込み、様子と時期を見る。
このスタイルでは、時間どおりに予定を進めるという常識が通用しない。状況が変化すれば、予定は延期され、取り消される。時間が遅れれば材料が腐るナマ物なら、予定の変更だけでなく、計画そのものが吹い飛ばされる。智慧を絞ってダメージを被らないよう防御していても、なにかしらの損害は避けられない。
結局、用心深いひとは、複雑な長期契約と込み入った予定を立てるよりも、短期を好むだろう。

社会がコロナ前に戻らないなら、人々は新しい状態に適応せざるを得ない。だが、新しい状況は目に明らかではないので、賢く手探りできたひとだけが適応できる。

悲観的に想像してみる:

6600万前直径10キロメートルの小惑星がユカタン半島を直撃したあと、繁栄を誇っていた恐竜たちはしばらくのあいだ、ジタバタ、あがいた。直撃で起きた火災のせいで酸素が大量消費され、高い酸素濃度の中で生き慣れていた恐竜は活動能力と繁殖能力を低下させた。巻き上げられた灰に太陽の光が遮られ、植物が育たず、草食恐竜が先に死に、やがて肉食恐竜も死んだ

今回の新型コロナは、直撃してきた小惑星か?

人類には知性と智慧があるから、恐竜のように手を拱いて待つだけではないだろう。克服のアイデアはいくつもあり、やる気もある。
だから「神は人類が乗り越えられない試練を与えない」と自分をはげまし続けるだろう。

恐竜は、ほんとうに全滅した。
いま、1億2500万人の日本人口のうち、数百人しか死んでいない。アメリカのファウチ博士が「なにもしなければ、全米で240万人が死ぬ」と脅かした数値となったとしても、240万人。アメリカ人口3億6000万人の1%に満たない。こんな死亡率なら、コロナで人類が絶滅するはずがない、と考えたくなる。
たぶん、最善の運命なら、人口の1%以下の死亡だけで、立ち直れるだろう。最悪でも、人口の半分以上を失った中世ヨーロッパの黒死病のとき程度のダメージでなんとかなるかもしれない。
ならば、ホモ・サピエンス全体としては、ちょっと蹴躓いた程度の話だ。死の運命を引き当てた個人としては、貧乏くじだけれども。

もし、世界のどこかで「全滅を回避するため、宇宙にノアの方舟を飛ばしましょう」なんて話が出始めたら、おいらは、警戒することにする。理屈のつかない突拍子もない話だが、誰かの絶滅の予感がそうさせているのかもしれないから。

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