6月1日に、解除??

緊急事態宣言を延長することが発表された。
今月いっぱい、緊急事態宣言は続く。6月1日に解除するらしい。
細かく説明が付けられている。状況をみて、月末以前でも解除できる地域には解除することも検討するらしい。


コメンテーターは「解除するのは、感染者数がどれくらいまで減ったときなのか数字で示せ。なにが基準で解除できるのか、はっきりさせないなら、思いつきで期限を示されても、納得できない」と指摘している。あいかわらず、「状況を見て検討」という官僚的やりかたなので不満なのだ。
首相からは、「いままでとは違う生活様式に変えてくれ」という要請もあった。
具体的に十数項目の例示があったが、非常識な人に向けてのアドバイスなので、このブログでは取り上げない。
首相からは、延長に伴う「金銭の補償や協力金」の話はなかった。結局、「カネは出さないけど、外出自粛してね・営業自粛してね」というだけの話だったのだ。

「アビガンを今月中に許可する」というコメントも出された。第3相の治験をはじめたばかりだが、そうした通常の医薬認可の手順をショートカットして、市中の医者がすぐ使えるようにするということなのだろう。


そのとおりになればいいが、厚労省の医薬局が抵抗するだろう。首相の言う「今月中に許可する」という言葉を聞いた素直な国民は「6月1日から使える」と思い込むが、実際には、
あれこれの使用申請や
使用条件や
個別許可や
臨床データの報告などの書類仕事を課すことになるし、
そもそも、
「医者が処方して患者は調剤薬局で手に入れる」という仕組みはとれず、処方する医院での院内処方ということになるとすれば、院内処方しない仕組みを推進してきた厚労省としては、いろんなところで齟齬をきたすので、やりたくないわけで、


つまりは、ここ数ヶ月PCR検査のハカがいかなかったのと同様に、アビガン使用もハカがいかないだろう。最悪の場合、手続きの迷路の中で、使えないまま何ヶ月も推移することになるだろう。

アビガンは、コロナにかかった初期に使うと効奏率が高いとされている。飲み薬なので、患者が飲めばいいだけである。いっぽう、レムデシビルは、重症者向けのものであり、病院での注射や点滴という投薬管理が必要。患者一人でできる薬ではない。
そういう意味で、アビガンは使いやすい。
6月1日に外出自粛・接触自粛を解除するということは、コロナ感染する可能性のある世間に人々を放り込むということである。新しい生活様式さえ行なっていればコロナに感染しませんよというようなノーテンキな話では、放り込まれる国民は怒るだろう。「とりあえずアビガンを用意しておくから、感染しても安心です」と言い訳できるなら、死人が増えるかもしれない自粛緩和策もちょっとは言い訳が立つ。

アビガンは、自粛緩和の言い訳に使えるのだ。米国がレムデシビルを急いでいるのも、経済活動再開の言い訳にできるためだ。

アビガンを6月1日から使える体制をととのえるのは、できればいいが、おいらは、実現しないと思う。厚労省の医薬局も医系技官も心を入れ替えない。

それよりも、そもそも、感染者数が落ち着かない可能性がある。政府は、焦っている。飯が喰えない国民に仕事を再開させたい。政府は、再開という博打に打って出るしかない。
再開すれば、確実に感染者がふえる。おいらは、再開のお囃子には踊らない。ミーアキャットのように、クビを伸ばしてあたりを見回すだけにする。

コロナがいたら、逃げ帰るぞ。きょろきょろ。
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