netflixのドラマ「アウトブレーク」は、同名のハリウッド映画とは異なる淡々としたテイストで、「事実的」エピソードが満載。教育的な出来上がりになっていて、同時代の備忘録として優れている。

netflix「アウトブレーク」全10話。発生から終息宣言までの118日を、感染研究所の女性所長医師を主軸に描いたドラマ。明らかに、現実に起きたCOVIT-19を下敷きにしているが、ドラマでは「Co-VA」という病名になっている。「アメリカ・コロナウイルス」と読む。中国や武漢の話はドラマ設定からはずされていて、舞台はカナダ・モントリオール。英語ではなくフランス語のドラマだ。
特徴は、感染状況の派手な表現や、感染悲劇の過度な演出、医療関係者の過度の英雄的活躍は、まったく描かれないことだ。
感染を人種と結びつけて人々が受け取りがちで報道関係者も無責任な煽りをやってしまったり、学ばない一般人や感染を隠したい感染者が感染を広げる行為を行ったり、感染に気付かずわがままに振る舞うといった、よくある愚かさ・実際に現実の世界で起きた具体例を、丹念に描いていくだけだ。
死にかけている家族の治療を汚い手段で優先させようとするパニックしてる有力者のズルさや、感染の媒介が疑われるペットを(消費税を脱税して)売ったことを隠すために感染経路調査に「知らない」とうそをつく欺瞞なども描かれるが、ハリウッド系ドラマなら視聴者をスカっとさせるために描く「悪をこらしめる」場面は描かれない。その結果、ややツッコミがあさいも部分があるとはいえ、あるいはそれゆえに視聴者の感情が揺さぶられにくくなっていることがかえって、「感染が人々の愚行と欺瞞で広がる」真実を伝える教育的な出来上がりになっている。

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・きょうの感染者数、東京185人。全国465人。
専門家は「感染者の減少傾向が鈍っている」という表現で、増加に転じた現状を警告している。

・世田谷区が「だれでも、どこでも、何度でも」を目指してやるはずだった世田谷方式のPCR検査がとん挫しそうだ。というのも、プール方式を採用して大人数を検査することを、「実証されてない」として厚生労働省が認めないためだ。またしても、役所が邪魔に入っている。

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