東京は最高レベルの警戒に。GOTOきゃんぺは実質、頓挫。

「GOTOきゃんぺ」は、国交省が、省益のために、体裁よく組み立てた、業界への金のバラマキ。

GOTOキャンペーンをやる・やるなの議論が盛り上がっている。テレビ、新聞、知事の間では「やめろ派」に勢いがある。国交大臣、国交省幹部、旅行業界企業幹部は、「やる派」である。

直前のページで「GOTOきゃんぺは、国交省の業者援助策」というようなことを書いたら、詳しく説明しろと言われた。書く。

///////////////////////おいらの説明

1:国交省は、旅行業界を監督する官庁で、「業界を健全に育成すること」が主眼だ。旅行業界の社団法人、JTBはじめの民間旅行会社、JALなど航空会社、JRなど鉄道会社、バス・タクシー会社、ホテル会社などすべてが、国交省にとって、重要な天下り先でもある。その大事な業界のすべてが、新型コロナのために、売り上げ95%ダウンといわれるまでの悲惨な状態になった。業界全体が、崩壊寸前である。なんとか、カンフル剤を打って救わねばならない。

2:旅行に行くキャンペーンを打って、とにかく、旅行に行く人の旅行代金を税金から援助すれば、業界は助かるだろう。テレビではあちこちの観光地の零細な宿の主人に取材して、すべてキャンセルされたというニュースをたくさん流している。彼らを救うために旅行に行ってくださいというキャンペーンなら、国民の反対は受けないだろう。

3:電通やJTBなどに実施案を依頼したら、1兆7000億円でというと見積もりがあがってきた。うち3700億円が手数料で、残り1兆3500億円が旅行した人への費用補てんである。3700億円の手数料が高いと問題なりかかったが、これは、「GOTOきゃんぺ」であることを、各旅行会社のパンフレットにのせてもらったり、テレビ広告で「GOTOきゃんぺ」を宣伝してもらう費用である。大手旅行会社は「GOTOきゃんぺ」という文字をパンフレットに印刷するだけで、国から協力費を受け取る。電通など広告会社も、広告費を受け取る。「GOTOきゃんぺ」で一人も旅行しなかったとしても、国の発案に協力した大手旅行会社も、広告のためにテレビの時間帯やページを転売した広告会社は、合計3700億円をもらえるのである。

4:大手旅行会社は、自分が売った「GOTOキャンペ対応の旅行商品」の売り上げについて、平均20%程度の販売手数料(営業)利益も出る。ということは、旅行費用の補てん分である1兆3500億円の20%、2700億円は、結果的に、大手旅行会社が得られることになる。これは、各社の営業力の結果であって最初からただでもらえるものではないが、税金から支払われるには違いない。純然たる営業競争ではなく、「国からもらえて、お得です!」を連呼するだけの競争にすぎない。

5:「GOTOきゃんぺ」は、以上のような構造になっている。国交省は、自分の管轄範囲の大手民間企業に、まず、「GOTOきゃんぺ」商品をつくらせることで、実質的な協力金をはらって、大手旅行会社を救済するのである。そうして助けておけば、あとあと天下り先も困らない。

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以上が、おいらの説明だ。

「新型コロナ対策当局者 2020国民審査」サイトでは、いままで、厚労省、財務省、経産省の高級役人を戦犯リストにあげていたが、国交省の「GOTOキャンペーン」推進者についても、「火に油を注ぐ」罪で告発する準備に入っている。「全国感染流布罪」である。対象は、国交大臣、次官、局長、審議官、観光庁長官といったところか。

落語家のシラク氏は、「GOTOきゃんぺは、変更になるだろう。世論がネガティブ側に傾いてきたし、給付金のときと同じように、変更になる。できる県どおしでやるという限定版になるだろう」とテレビでコメントした。まあ、そういうことも考えられるが、仮にGOTOきゃんぺが取り下げられても、国交省の役人の企てが「感染の心配より、業界が食っていけない心配」にのっとっている限り、問責に値し、有罪に値する。それで、「新型コロナ対策当局者 2020国民審査」サイトではかれらの掲載は続ける。

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国会の委員会で、西村大臣は、苦しい答弁の連続だった。質問者からもあきれられる始末。ついに「金曜日に、国交大臣が方針をくわしく説明する予定」と答弁。これも、逃げのように聞こえる。
ところで、加藤厚労大臣はどこに行ったのか? 国民に健康を与える仕事の責任者が何をしてるんだろう。現在は「感染が拡大している」と、東京都が認識を強めたというのに、加藤大臣はほっかぶりして無言の行。いったいどこの選挙区だ? 次は落とせ。

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