床屋に休業要請するかどうか

昨日は、1日中、東京都と政府が同意にいたらない事態が報道され続けた。小池知事と西村大臣が最終的にはなしあって、小池が予定していた休業要請から「理髪店やゴルフ練習場、ホームセンターなどをはずす」ことになった。「居酒屋には時短営業」である。出す時期は、「すぐ」だそうだ。

国は「経済に影響を与えたくないので、休業要請をだすのは2週間後にしてくれといい、休業補償を出すな」といっていた。両者がもめているという報道をやっていたテレビのコメンテーターたちは、「宣言を出すほどの緊急事態なのに、2週間様子見するとは、政府は矛盾してる」と政府の歩が悪かった。

東京都が休業補償の協力金を出すことで最初からいってきていたが、政府は、金をだしたくないので、イチャモンをつけているのだろう。この背景は、麻生財務省である。

理髪店を休業要請からはずせという政府の考えは、おいらは同意しない。
こういう接触距離の仕事は、これより長い接触距離の仕事より、あきらかに、感染を増やす可能性が大きいからだ。


クルーズ船ダイヤモンドプリンセズが横浜に接岸した2月のはじめ、おいらは、髪の毛が伸びていて床屋にいく時期になっていたが、床屋における「理髪師と客の接触の距離」を危険と見て、パナソニックの電気バリカンをアマゾンして、床屋に行かないですむ体制をとった。家にバリカンがあれば、長引いても、理髪を目的とする外出をしないですむ。外出を自粛するためには、前もって、外出回数を減らす行動を取っておく、ということである。

この考えは、政府の床屋OKよりよほど正しい。

床屋と同じ接触距離である歯医者もそうすべきだな、と思っていたら、おいらのかかりつけの歯医者は、2月おわりころに安倍首相が「全国の学校は休め」と要請した翌日、すぐに電話してきた。「休診するので、3月はじめの予約はキャンセル。そのあとのことは、その時点の様子で決めます」とのこと。
そして、3月の半ばをすぎたころ、電話があった。「大丈夫そうなので再開しますが、どうしますか」
「3月いっぱい様子を見る」と返事。
さらに、いよいよ緊急事態宣言がいつでてもおかしくなくなった4月第1週には、再び「休診する」といってきた。

この歯医者の対応は、すばやく、敏感だ。

そして、このように行動するのが、接触距離を考えたときの当然の判断だ、と思う。くりかえすが、こういう接触距離の仕事は、これより長い接触距離の仕事より、あきらかに、感染を増やす可能性が大きい。


これにたいして、床屋の休業をさせるべきではないという政府の考えは、接触距離の話ではなく、何十万人もいる理美容組合の組合員から「休業させるなら、補償を出せ」といわれるのを逃げるためのものである。この組合は自民党公明党の大きな票田でもあり、ここを刺激することは政治的に得策ではないからである。

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