専門家会議は、ほんとうに日本の叡智なのか

コロナ対策の専門家会議の面々は、ほんとうに、日本の叡智なのか?
いやな記事を読んだ。

原子力発電のときは、「ゲンパツムラ」という言葉があった。経産省の役人と、電力会社からふんだんに研究費をもらって使う学者たちのズブズブの関係のことだ。要するに、役人と学者がつるんで、原子力発電をエサにしている実態のことだ。その記事によると、今回のコロナについても、同じようなことが見え隠れする。いわば、「パンデミックムラ」ということだ。
その記事「選択2020年4月号」では、政府内には、感染症対策で、似たような会議体がある。その顔ぶれをみると、

内閣官房の新型コロナ専門家会議:座長脇田氏、副座長尾身氏、など9人。

内閣官房の新型インフル等対策会議:会長尾身氏、会長代理岡部氏、押谷氏、河岡氏、川名氏

厚労省の新型インフル等対策有識者会議:座長岡部市、委員押谷氏、河岡氏、川名氏、といったかんじだ。
記事では、実名をあげて、その人の研究実績と、厚労省の予算がつけられた研究機関でもポジションが書かれている。詳しく引用するのは大量になるのでやめておくが、かわりに、記事中の見出しだけをピックアップすると、★ 新型コロナ専門家会議、その提言に世界が疑問符★ 「パンデミックムラ」の利権構造★ 「検査難民」が溢れる大失態★ 予算増とポスト拡大に余念なし★ 実績乏しい日本限定の「専門家」ということだ。
新型コロナ専門家会議が、どうも同じ顔ぶれのたらいまわしで構成されているというのは、聞き捨てならない話だ。いま、日本中のひとびとは、専門家会議がちゃんと確かな提言をしてくれるに違いないという前提で、提言を受け止めているからだ。
批判的な側からは、専門家会議をしきっているのは、「パンデミック対策とは程遠い人たち」(公衆衛生学教授)だそうで、

座長の脇田氏は、C型肝炎の専門家で、コロナとは畑違い。
副座長の尾身氏は、米国立医学図書館データベースに収載されている論文が共著もふくめて16報だけ。メンバーの吉田氏(東京慈恵大)と鈴木氏(感染研)と川名氏(東大医科研)と武藤氏(東大医科研)は、全員が、百報以下だそうだ。日本のコロナウイルス研究の中核である「感染研」そのものですら、新型コロナに関して発表したのはたったの3報。ランセットなど権威ある学術誌には掲載されていない。中国はすでに900報。ネイチャーやランセットには20報以上が掲載されている。

政府の専門家会議のメンバーは、英国の主席医務官ウィティー氏(論文187報、ランセット8,ネイチャー4)や、米ホワイトハウスの主席医務顧問ファウチ博士のようなレベルに比べると、実績が乏しい。

押谷氏が旗を振り、若手の西浦氏が取りまとめている「クラスター追跡」は、海外では採用されなかった日本だけのやりくちだ。このガラパゴス的立ち位置が、コロナ感染爆発の事態改善に役立ったのか、終息後に検証されることになる。
記事では、そう締めくくられている。
思うに、国民として、いまの専門家会議の提言に不信感をいだいたまま進んでいくのは、大いなるストレスである。
習近平は、混乱する武漢で、信頼を取り戻すため、責任者ふたりのクビをきった。

日本でも、信頼できる本物の専門家会議がほしい。
1)今の専門家会議には、東大医学部・慶大医学部の優れた人材がはじき出されている。その2つの組織から優れた人材を入れよ。

2)今の専門家会議には、公衆衛生の専門家がいない。公衆衛生の専門家を招け、

3)今の専門家会議には、数理モデルを駆使して感染予測をミュレーションできる数理モデルの専門家がいない。招け。

多様な人材を招き、感染症=公衆衛生=数理モデルの3部門連合の連合軍に編成しなおすべきではないか。

感染症研究者の植民地とも言える現在の専門家会議のメンバーは、このまま、クラスターの追っかけという縄張りにこだわり続けると、A級戦犯になるかもしれない。それはそれで、気の毒すぎる

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