対コロナ、日本戦線、戦犯は誰か?

トランプ大統領は8日、「すべての国が適切に扱われるべきなのに、WHOは極めて中国寄りだ」と、テドロス事務局長を批判。この立場では、テドロスは、A級戦犯ということになろう。

テドロス氏
トランプ氏

以前から、トランプは、「初期に中国が隠蔽したために、世界の対策が2ヶ月遅れた」と言っており、トランプ氏にすれば、中国こそが、A級戦犯であろう。

解任された湖北省党書紀

中国国内では、習近平主席は、2月中旬、湖北省と武漢市の共産党トップを解任している。中国国内的には、この二人がA級戦犯であって、習近平は戦犯ではない。が、共産党の政治宣伝としてはそうでも、民衆は、それを信じていないかも。初期に甘く見て何もしなかった点を思い出している民衆は、習近平こそがA級戦犯であろう。

習氏

トランプ本人も、初期の習近平と同じく、コロナを甘く見て、この大流行を招いたという点で、A級戦犯だ。

たとえ、今になって政治家たちが「努力と献身の姿勢」をみせたとしても、戦犯であることは取り消せない。

ひるがえって、日本はどうか。
いまから先もコロナ事態は続くが、緊急事態宣言はひとつの区切りである。

日本でのコロナ第一号(1月16日)から緊急事態宣言(4月7日)までを、総括してみよう。

政治家で、A級戦犯なのは、

安倍晋三首相:A級戦犯
麻生財務大臣:A級戦犯
菅官房長官:A級戦犯
加藤厚労大臣:A級戦犯
西村経済再生大臣:A級戦犯
小池都知事:A級戦犯

麻生氏と安倍氏
西村氏と加藤氏

この6人の大罪は、
「IOCと東京オリンピックについて協議する日程の都合で、時間を大幅にロスし、コロナ流行の危険に目をつぶり、日本国民を危機に陥れたこと」
ならびに、小池知事を除く5人は、
「経済へのダメージを恐れて、緊急事態宣言後も、あと2週間様子を見るという生ぬるい態度を強行して、感染拡大防止を大きく手抜きしたこと」
並びに、加藤厚労大臣については、
「事務官僚からもらった文章をよむだけという無能レベルを露呈し、なにひとつ、イニシアティブある感染症対策を行わなかった」
である。

小池氏と菅氏

専門家会議でA級戦犯なのは

尾美副座長:A級戦犯
脇田感染研所長:A級戦犯
岡部川崎市健康安全研究所:A級戦犯
押谷東北大大学院教授:A級戦犯
西浦北大教授:A級戦犯

脇田氏と尾美氏と押谷氏

この5人は、公衆衛生の専門家ではない。普段から厚生性労働省の感染症予算を独占的に分けてもらっている感染症の御用学者であり、今回も、あたりまえにように、厚生労働省や内閣官房や首相補佐の人々への忖度の中で仕事をした。さらに、自分の研究縄張りへの我田引水を繰り返し、世界医学の主流派がクビを傾げる「クラスター鬼ごっこ作戦」にこだわりつづけた。そのデータ取得のために、現場の保健所の人々を酷使した。その結果、保健所の職員を疲弊させ、結局は、クラスター鬼ごっこ作戦さえ遂行不能となった。市中感染率を把握するために「検査・検査・検査」というプランBには一顧だにせず、国民を危機に陥れた。この5人は、共犯者である。
個々の罪では、尾美副座長の罪は、なにか要求してくる政治筋とは、半ばをとって答えを出してきたことにある。足して2でわるのが大人の流儀だと考えているリーダーに、エッジのたった提言ができるわけがない。尾身氏の2月から3月中旬におけるあいまいで妥協的で先見性のない態度が、国民の気持ちに緩みをもたらし、こんにちの感染拡大を招いた、尾美氏には、自分の言説が導火線を敷く危険があったことを自覚してこなかった罪がある。手短にいえば、この人の罪は、導火線を敷いた罪である。
脇田座長は、C型肝炎が専門領域だ。そのため、座長の座にありながら、専門家会議の中で発言に重みがない。気の毒だが、ありていにいえば、コロナについては、無能レベルに達している。国立感染症研究所の所長だからという理由だけで、コロナ専門家会議の座長に座らされたのは、厚生労働省の旧来からの秩序感覚にしたがったからである。その人の専門性や能力を客観的に評価して選ばれた人選ではない。脇田氏は、みずからが不適格者であることを自覚しているのではなかろうか。座長を辞退すべきであった。専門家会議で、何を政府に提言するかを決めるとき、この無能レベルのひとが名目的な決定権者になっているべきではない。罪はおおきい。


老獪な岡部氏は、座長の脇田氏の欠点につけこんで、会議の提言を自分好みの方向に引張っていっている。これを補佐と言うべきか悪だくみというべきかは、専門家会議の議事録を見てみないと判定できない。だが、議事録は公開されていない。その状態なら、あとになって行くらでも改竄できるから、議事録も信頼できそうにないということになる。岡部氏の罪は、責任を脇田氏にとらせながら、若手にやりたいことをやらせて恩を売ったり操ったりしている陰謀の罪である。


押谷氏は若手ではないが、クラスター班というチームをたてることで、まんまと、若手の代表のようなポジションに坐ってしまった。若手である西浦氏の「クラスター」研究手法を使ってまとめた提言なら科学的に見える、と押谷氏は見抜いた。そして、西浦氏が大学で行っているクラスター研究手法を、専門家会議の公式な叡智としてもちあげ、専門家会議がなにか仕事している証拠品に化けさせたのである。クラスター研究手法は、西浦氏が研究室でやっている私的な手法にすぎない。そのため、世界からは、日本だけが世界のやりかたと違うやり方をはじめた、とクビを傾げられた。押谷氏は、研究室の1テーマにすぎなかったクラスター研究手法に、いきなり、国のお墨付きを与えた。ほかに、世界のメインストリーム(主流派)がやっている方法、PCR検査をがんがんやって市中のすべての感染をすべてもぐら叩きする作戦をとることもできたが、そうしなかった。そうしなかったのは、厚生労働省の幹部役人から「じつは日本では、微々たる量しかPCR検査できない。機器・試薬・人員すべて不足。国としては、韓国や中国にも劣るこの準備不足を根掘り葉掘りされるのを避けたいので、PCR検査をできるだけやらないですむやりかたを提言してくれ」と言われたからであろう。押谷氏の手持ちカードには、西浦氏のクラスター研究手法を使うしかなかった。これなら、PCRをちょっとだけやるだけで、いかにもやってるふりができる。押谷氏には、厚生労働省の隠蔽に加担した罪、検証されてもいない大学教授の研究中のものを実験でもするかのように、国の方針として押し付けた罪がある。押谷氏は、皆を騙したのだ。この大罪は隠せない。
自分のクラスター研究手法がいきなり国のお墨付きを与えられて、西浦氏は、困ったと思ったことだろう。クラスター研究手法は、感染爆発を抑えるための手法ではなく、単に「感染経路を追いかける」だけの単純な研究だからだ。ありていに言えば、「鬼ごっこ」にすぎないからだ。西浦氏は「手持ちのPCRがあるうちはできるが、PCRを使い切ったらクラスターを追えない」と条件をつけたが、押谷氏は、「PCRはけちけち使うことで時間稼ぎできるはずだ。時間を稼げば、その間に打開策が見つかる」と、西浦氏を押し切った。西浦氏の罪は、感染経路を追えない事態にはお手上げなのに、感染症利権ムラ(パンデミックムラ)の大ボスたちの「なんか方法ないの?」に応えてしまったことである。西浦氏は「これは位置づけがちがう」と断るべきであった。

西浦氏は、「人の接触を80%減らせば感染を抑えられる」と提言した。直後に自民党の二階幹事長が「できるわけないだろ」とコメントした翌日、西浦氏自身が「じつは60%でいいんですが、やらない人もいるので、心がけとして80%をめざしてほしいという意味で、80%といったのです」と言った。これは、人々に、「専門家の提言といっても、裁量込みのいいかげんなものなんだな」という緩みを与えた。西浦氏も罪深い。

西浦氏
岡部氏

いま現在、政府の要職、専門家会議のトップにたって働いている人々を、戦犯指定した。「いまは、リーダーの良し悪しを言うときではなく、ポンコツだろうと、彼らに働いてもらうしかない」「かれらの功績は多い」「こんなときに罪を問うなんて、人にあるまじき行為だ」という声が聞こえて来そうだ。
日本人は、すぐ忘れる。
忘れて、終わりよければすべてよし、になってしまう。
コロナのことも、何年かたてば、そうなってしまうだろう。
この記事を書いたおいらさえ、「おわったことだ、もういいや」となるかもしれない。
しかし、それじゃ、歴史の証言にもならないじゃないか。

それで、おいらは、まずは、
コロナ陽性第1号(1月16日、中国の湖北省武漢市武漢市に滞在し、日本に帰国した神奈川県在住の30代の男性)
から、
国による緊急事態宣言発令(4月7日、安倍晋三首相は、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部で特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令)
までの83日間、責任ある当局の人々がどんなことをし、何をしなかったかを、手厳しく総括し、メモしておく必要があると思うのだ。

A級戦犯にどんな罰をあたえるかって?

東京裁判じゃ、デス・バイ・ハンギングが最高刑だった。

おいらは、そんなことを期待していない。

おいらは、「コロナA級戦犯の碑」を建てて、そこの名を刻み込むのがよいと思う。歴史に名を残す記念碑だ。


A級戦犯は、ここにあげた人だけではないだろう。
今井総理補佐官や大坪厚生省審議官などを載せよというひともいる。

人を呪えば穴2つという。ただしい理屈で人を非難しなければならない。ここに載せたのは、正しい理屈による指弾だ。原告による訴状だ。被告や被告の弁護者は、下のコメントで記入できる。書きに来い。

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