経活ではウイルスまみれ。いったん経済を止めて、ウイルスを絶滅させよう。

日経朝刊の第1面で、GOTOキャンペは大きな失策だと指摘しているのを読んで、日経にしてそうかと思った。あわせて、自粛をすすめている。経済の味方である日経は経済再開を大いに鼓舞したいところであろうが、いまの状況では鼓舞は感染拡大という逆効果を生むと理解しているようだ。
きのう今日といくつかのテレビ番組に出ていた星野氏も同じ冷静さで、「2年くらいは、かつての売上の4~5割で推移するでしょう。外国からの3000万人を超える観光客がなくなるので、地元の人に来てもらうマイクロツーリズムしかありません」と述べた。インタビューしていたテレビ局のキャスターが驚くばかりの冷めた見解であった。

安倍氏も西村氏も「緊急事態宣言を出す状況にない」と言い張っており、専門家分科会の尾身氏も「感染拡大の危機を指摘しているが、経済をすすめるという大前提があるので。。。」と、口をモグモグしている。

きょうも東京の感染者数は290人をこえ(295)、大阪も130レベル(132)。首都圏、中部圏、九州県圏の府県も数字が伸びている。4連休で検査所の休みも多いだろうと思うが、それでもこの調子だから、来週以降も下がることは期待できない。

この1週間、ブログで数字を追わなかったのは、テレビも新聞もネットもそろって、数字の伸びに危機感を高めてきたからだ。おいらが言うまでもあるまいと思ったからだ。

今朝の番組冒頭で辛坊氏は「こんなに増えたら、もうクラスターを追いかけててもしょうがないじゃないか」と疑問を呈した。勝田教授が「クラスター追いかけをやって潰さないと、ますます追えなくなる」と反論した。おいらは、それは専門家の大局を忘れた意見だと思う。

いま、クラスターを追いきれないために、感染が拡大しているのだ。クラスターを追うのは、ザルで水をすくうのに等しい。クラスター鬼ごっこは、必ず、トンネルする内野手のようなものだ。どれくらいの率でトンネルするかで、増加のカーブが決まってくる。クラスター鬼ごっこは、必ずトンネルする。クラスター鬼ごっこは、決壊前の水の染み出しを見つけることで染み出しを止めようとする間抜けなオペレーションである。染み出しているところとは別の場所で次は決壊するものなのだ。社会が当局者に要請するところは、感染を増やさないことである。破れ障子に紙をあてるだけで全体の感染がとまるわけがない。

やるべきは、ロックダウンである。ひとの動きをとめることだ。それで感染は止まる。経済が回らず、商売は倒産し、給料はもらえず、社会の破綻を引き起こすとしても、感染拡大は絶対に止めねばならない。
経済を止めても、飯がくえなくなるということはない。貧でも貧なりに食えるものだ。借金の返済義務、代金の支払い義務を、10年間たなあげにすれば、人は路頭にまよわない。徳政である。いまは、徳政のタイミングなのだ。国民全員を公務員とみなして、国が養えば良い。国は、個人や企業のすべての支払い義務を肩代わりする経済的能力がある。だしおしみしてはならない。

ウイルスを撒き散らさない経済活動などは、ない。ウイルスを絶滅するまで、経済活動を禁止すべきだ。

感染を広げないやりかたの経済活動があるはずだというのが、目下の常識。それを前提としてあきらめずあらゆる努力をしようじゃないかという「経活」は、善意のポジティブマインドではあるが、実際には、幻想である。GOTOキャンペをやろうとして、経済と感染防止は両立しないとわかったでなないか。

人類は、経済をやめてこそ、ウイルスを退治できる。経済はウイルス感染者を高い水準で維持し続ける。激しい経活は、感染者を激しく増やす。経済をやっている限り、おさまったように見える局面が来ても、実は収まることがない。1~2ヶ月のうちにかならず伝染範囲が増え、医者が患者を見つけたときには、かなり広範囲に広がってしまっている。そうなれば、またしても、高い波が来て、一からやり直しになる。おんなじことを何度も何度もくりかえすのは、愚の骨頂だ。資源とエネルギーと気力のロスだ。
これをハラに入れれば、経済を止める勇気をもてるはずだ。

冒頭の話にもどるが、日経がGOTOキャンペを失政とよぶのは、ただしい。本当に経済をV字回復させようとおもうなら、経済を6ヶ月は止めるべきだ。鎖国をやって、外国との人的接触もゼロにする。そこまでやらないと、コロナウイルスを危惧しないですむ国は作れない。未練がましく経活をやっていては、国は救えない。

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