米医学権威雑誌「トランプ政権の新型コロナウイルス対応を批判し、選挙によって現在の指導部を排除すべき」。

・新規感染者数、東京248人。全国419人。

・きょうのいちばんのニュースは、米医学権威がトランプ政権の排除を訴えた、このステートメントだ。

////////////////////////CNNから引用/////////////////

CNNによると、 米有力医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」が7日、トランプ政権の新型コロナウイルス対応を批判し、選挙によって現在の指導部を排除すべきだと主張する異例の論説を編集者全員の署名で掲載した。
(中略)
今回の危機では指導力が試された。新しい病原体と戦うための優れた選択肢は存在せず、各国は対応をめぐって厳しい選択を迫られた。ここ米国において、我々の指導者はこのテストに失敗した。彼らは危機を悲劇へと転化させた」。論説はそう指摘する。
ほかの誰かであれば、命と金を無謀に浪費させた法的責任は免れないだろう。我々の指導部は、自らの行為に対して大部分で免責を主張している。だが今回の選挙は我々に、判決を下す権限を与えてくれる
我々の時代で最大の公衆衛生危機への対応に関し、現在の政治指導部は自らの危険な無能ぶりを実証した。我々が彼らを幇助(ほうじょ)し、その仕事を続けさせることによって、さらに何千人もの米国人を死なせることがあってはならない

/////////////////////引用終わり

(おいらの見解)

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この雑誌は、1812年の創刊。世界の医学論文評価のトップ誌。ランセット誌と双璧。おいらが言わなくても、医学をもとにした知性の代表者だ。
その雑誌が、トランプ政権のやってることを排除すべしと断定した。日本のコロナ対策も落第だが、アメリカは落第どころではなく、ブードー教でもやらないくらいの迷信でもあるかのように、「排除すべき」とした。

トランプが反知性主義であることは彼が登場した最初から指摘されてきたが、いくら反知性を警告しても、おまえこそフェイクだと大声で言い返してくるので、反知性の愚に陥るなとする警告者たちも徒労感で弱っていた。この声明は、反知性を体現する者に権力をわたしてはならないという主張を、反知性主義を苦々しく思ってきた人々に思い出させた。

アメリカは、進化論を信じない人が人口の4分の1もいる。1800年代の中頃ダーウィンが発表した頃の一部の宗教指導者が短絡的に反応して発言した誤った言説を、すでに物故している「師」を拝み尊敬することでさらに修正できなくして、いまだにデタラメを後生大事に抱えているのが、現代アメリカの保守系宗教指導者たちだ。連中は、神を持ち出して、進化論を否定する。そうした議論に抵抗力のない年少者の脳に刷り込む。神がすべてをつくったとする盲目的な牧師を、宗教団体が金を出す大学や私立学校の教授教員に任命させ、進化論否定を増殖させる。その教育をうけて、親や先生の教えを守る大多数の素朴なこどもは、大きくなって親となり、進化論を忌避して神を信じる家庭をつくり、次の世代へと、進化論否定の迷信を拡大していく。19世紀中葉のダーウィンの論文発表から20世紀の終わりまで続いてきたアメリカにおける進化論否定の基盤は、21世紀のいまになっても、続いている。宇宙開発、遺伝子科学、考古学の成果が進んでもはや進化論の否定をしえない時代になればなるほど、新しい事実を見ず認めず無視することで、自分を守るために、同じ態度を強いられている人と近親化する。それが進んでカルト化し、科学に攻撃されていると感じると、攻撃側が陰謀して襲ってくると受け止めて陰謀論を信じ、被害者意識を募らせている。彼らは、自分を批判的に見直すことができず、古い神様の旧弊なタコツボに潜り込んで出てこない。米国やブラジルの一部の人が異常なまでに反マスクをこだわり、彼らの支持を欲しい政治家がさらに焚き付けて反マスクの一派を形成していく。その結果は、世界を愚行で混乱させ、科学が人類に行なう賢明な助言の効果を、無に帰させる。

トランプは、自分が権力遊びをするためにじゃまになるなら、どんなに重要なものであってもツバを吐きかける、人間の価値への冒涜者である。

ニューイングランドジャーナルオブメディシンの今回の呼びかけは、反知性主義の愚行の暴風雨に、立ち上がる意思を示した知性主義の行進ラッパである。おいらは、おおいに賛成する。

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