トランプ回復、退院、トランプ重篤、死去、どちらでもビッグニュースになるのに、日曜は情報枯れ。

トランプ入院騒動の続報

昨日のブログで、「トランプ「主治医」のコンレイ氏は、オステオパシーのドクターで、格下だ」と言った。こんな発言をアメリカ国内でやれば、差別だ!とたたかれる。CNNなどのメディアは絶対にそれを言わないが、別の角度から不信を口にし始めた。
下に記すメディアの疑問は、コンレイ氏の会見があってから数時間のうちに報道され始めた指摘である。

曰く:コンレイ氏の記者会見は、用意した声明文を読むだけだった。
曰く:病状説明はあいまいな話に終始した。
曰く:質問に答えようとしなかった。
曰く:いつ感染したのか合理的にこたえようとしなかった。
曰く:大統領の今後は楽観的だと言ったが、この会見の直後にメドウズ主席補佐官がニューヨーク・タイムズに「今後48時間がcritical」と厳しいコメントしている。コンレイ氏の楽観的という根拠はあやしい。
曰く:投与した薬の明細をいわなかった。
曰く:肺のレントゲンを取ったはずなのに、その結果にふれなかった。
曰く:酸素吸入をした事実をちゃんと説明しなかった。
曰く:現在の状況、特に血液検査の結果の説明をしなかった。
曰く:いつ感染したかの説明が曖昧で、どういう時系列で大統領、夫人、複数の上院議員、複数のホワイトハウス職員に感染がひろがったのか、説明しなかった。

メディアがタイムライン(時系列)を気にしているのは、トランプ氏が感染に際して大統領として適切な行動をとったか、をチェックしようとしているからだ。
すなわち、
1)検査は毎日行っているかのように説明してきたが、やっていないのではないか。もし毎日やっているなら、陰性か陽性かを毎日発表できるはず。
2)火曜日の遊説のあと、大統領専用機のなかで記者団に顔を見せなかった。疲れたからという説明だったが、このときすでに初期症状がおきていたのでは。その日、あるいは翌水曜日は検査しなかったのか?
3)感染判定の検査を行ったのは、木曜の夕方にトランプ氏が体調が良くないと言ったあとということだが、初期発症の火曜日から木曜の夕方までのあいだ、トランプ氏は自分の感染の可能性と他者へうつす危険を考慮せず、ウイルスを広める事態を引き起こした。トランプ氏の判断は、常に合理的であるべき大統領としてふさわしくなかったのではないか。
4)血液検査で感染がわかった金曜日の午前に、ホワイトハウス二階での自宅隔離を決めたが、夕方になって入院したのは、国民に「軽い。大丈夫」と印象付けようとする政治的行動をとろうとしたが、現実には、糊塗できないほどの症状の悪化がみられたからではないか?
というような、ツッコミである。

そこまでをレビューしてみると、

・金曜夕方の入院、病院での検査と、レムデシビルや抗体カクテルの投薬、
・土曜の昼前にホワイトハウス専属医コンレイ氏の記者会見、同時刻に、メドウズ首席補佐官が「ここ48時間がクリティカル」
・土曜の夜に、マッキナリー報道官が発表したのは、「レムデシビルの2回め投与。副作用なし。熱なし。酸素吸入していない。サチュレーションは96-98。執務できる状態」
・同じ夜、トランプ氏本人がビデオ動画で「医者に大変感謝。大事をとって入院したが、おれは元気だ。二三日したら、現場に戻るぞ。医者たちはよくやってくれてる。国中でよくやってくれてる。俺の政策が間違ってないから、医療でも、アメリカ・グレート・アゲインできる。もっと、アメリカ・グレート・アゲインするぞ」

ここまで書いて、いまは、日本時間で昼の12時。つまり、アメリカでは土曜から日曜にかわる深夜だ。上に記したのは、そこまでの出来事だ。これから日曜朝までは、ニュースは出てこないだろう。このブログは、日本時間でニュースが出終わる夜11時に書き始めて、午前1時ごろに公開する。きょうはトランプ入院についてのCNNが興味深かったので、午前中に書き始めるという変則的な書き方になった。しかし、このブログの締め切りまでには、まる半日ある。出てくるニュースを見て、追記してみよう。

/////////////////12時間後の追記///////////////////

アメリカの大ニュースは乏しい。その前に、アメリカ以外の状況。

・日本:新規感染者数、東京108人。全国357人。

・インド:コロナ死者10万人越え。

・イタリア:セリエAのナポリの選手に陽性。保健所の指示で足止め。ゲームは0-3の不戦敗あつかいか?

・日本:マスク拒否騒動のホリエモンが自分の講演会で参加者にマスク着用を要請。

・イギリス:1日の感染者数1万人を超える。

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さて、トランプ氏をめぐる新しい出来事は、

・ブルームバーグの報道:ホワイトハウスの専属医コンレイ氏はツイッターで声明、「著しい改善がみられるものの、まだ、困難を脱していない。医療チームは、引き続き慎重ながらも、楽観している」とか。
(おいらのコメント)見事なまでに、何を言ってるかわからないツイッターだ。

・読売新聞:犬猿の中のヒラリー・クリントン氏が「大統領夫妻の早期回復を祈る。ホワイトハウスのスタッフや警護隊も無事であるよう願います」とツイッター。
(おいらの感想)ヒラリー氏の本意は「トランプのせいで、家族も職場も護衛も集団感染させちゃって、みんな検査や隔離でホワイトハウスの機能はメチャクチャ。国家の危機を招いてる。ツイッター読者のみなさん、大統領自身とホワイトハウスを集団感染の源泉にしたレガシーとともに、ワシントンから退去していただきましょう」であろう。

・BBCのホームページでは:
トランプ氏は、20万人がCOVIT-19で死んでも「パンデミックが制御できている。パンデミックの終わりが見えている」と言い続けてきた。ホワイトハウスのウエストウイングのオフィスにはマスクをするスタッフはおらず、行政府ビルの小さなランチテーブルにマスクなしで寄り集まり、南庭の芝生にマスクしない何百人ものゲストを招待した。今週始めの選挙討論会でバイデン氏のマスク姿をからかったが、彼らの世界はおしまいになったといえる。
先週土曜の南庭ローズガーデンの集まり(最高裁判事に保守派の女性裁判官バレット氏を指名した集まり)が集団感染源だったことがもっとも濃厚だ。
大統領のトップアドバイザーのヒッグス氏、
選挙キャンペーンマネージャーのステッピン上院議員とマクダニエル上院議員、ニュージャージー州元知事クエイスティ氏、
元大統領上級顧問コンウェイ氏、
上院議員(ユタ州)のマイク・リー氏、
上院議員(ノースカロライナ州)のティリス氏、
ノートルダム大学学長のジェンキンス牧師、
と大統領の8人の「コニュニティ拡散事件」(日本流には、クラスター)だ。
CDC(米国疾病対策センター)は、家の外で人との距離を6フィートとることをガイドラインにしている。ホワイトハウスのような国有財産内では免除されているが、ワシントンDCではイベントでの50人以上の集会は禁止されている。上記の8人がローズガーデンでのイベントで感染したと確認されれば、ワシントンDCで発生した最大の感染拡散事件になる。

・NBCの報道では、
先週のテレビ討論のあとの世論調査で、バイデン氏への支持が14ポイント上回った。

・ニューヨームタイムス
ローマ教皇は、世界のコロナウイルスに対する対応が歩調をあわせていないことを非難した。「近視眼的で、過激で、怒りにみちて憤慨し、他者を攻撃するナショナリズムが高まっている。世界的な協力に失敗している」


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米国は、日曜の午前であるせいか、トランプ氏の病状や治療についての大きなニュースは出てこなかった。では、明日。

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