窮地にある西村大臣。窮鼠かえって、麻生を噛めるか

西村大臣は焦っているようだ。
もともと、今夏に延期したオリンピックが開くため、日本のウイルス状況を抑え込めと支持されて大臣に任命された人だ。来夏に延期されても、その任務は変わらない。来夏の開催か中止を決めるのは、東京側は来年3月まで、IOC側は今年秋まで、という期限を考えているとの報道だ。日本側としては、感染の第2波を起こさず秋冬を乗り切って、オリンピック開催可能の根拠にしたいはずだ。安倍氏の願望では、ウイルスを克服した人類の寿ぎとして来夏のオリンピックを開催するという位置づけであるし、その安倍氏から経済再生大臣に任命された西村氏としては、失敗するわけにいかない。しかし、ほとんどの市中の人々は「オリンピックなど開けるわけはないよ」と受け止めているし、このところの、5日連続100人超えという数字は、全国に悪い予感を撒き散らしている。西村大臣は精神的にも窮地だろう。先週の感情的な発言で、田崎氏からさえ「感情的になるな」と諭されたくらいだ。

基本的に、まだ、経済再生を語る時期が来ていない。復興を語る条件も整っていない。いまは、日本経済のすべての業界で出血中であり、持続化給付金などの緊急輸血が遅れに遅れている。
手元金のない患者は失血死寸前、
なんとか気力だけで家業を再開した零細事業者も、2割から8割減の売上という現実に直面して「年末までもつかどうか」の危篤状態、
取引先からの発注が途絶えたり半減した零細事業者は、休業状態の職人労働者といっしょに考え出した新規商品でネット直売などを試みるごく一部を除いては、減給と解雇しか方法がないお手上げ状態、
中小企業や大企業でも、ITや情報産業以外の業種は、事業そのものを見直さざるをえず、解雇は必至の情勢
である。
西村大臣は、緊急輸血する独自のタマをもっておらず、いきおい、口先だけで経済活動を叱咤激励しようとするが、しょせん、ウイルス感染の恐れを抱いている国民心情を払拭できるはずがない。西村氏は、追い込まれているのである。西村氏は、緊急輸血する独自ダマを、麻生氏からもぎ取ってきてこそ、すこしはましな経済再生大臣になれる。安倍氏は補給してくれないから、いまのままでは、鉄砲玉なしに前線で死ぬしかない。それがわかっているなら、麻生氏と財務官僚を打ち破るしか、生きる道は残っていない。

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